中国系技術者に懲役15年の判決=航空機・ロケットの機密情報を中国に渡したと認定―米国

Record China    2010年2月10日(水) 13時13分

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2010年2月9日、シンガポール華字紙・聯合早報は、米航空大手ボーイング社の元技術者である中国系米国人の鍾東藩(ジョン・ドンファン、74歳)が8日、スパイ容疑で懲役15年の判決を受けたことを報じた。写真はシカゴのボーイング本社。

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2010年2月9日、シンガポール華字紙・聯合早報は、米航空大手ボーイング社の元技術者である中国系米国人の鍾東藩(ジョン・ドンファン、74歳)が8日、スパイ容疑で懲役15年の判決を受けたことを報じた。9日、環球網が伝えた。

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鍾は中国本土の出身。台湾での生活を経て、1962年に米国へ移民し後に国籍も取得した。防衛関連企業ロックウェル社(後に同社の宇宙・防衛部門はボーイング社と統合)の技術者として働いていたが、70年代から30年間にわたり宇宙開発、航空機、ロケット関連の技術情報を中国に渡していたという。

環球網は専門家のコメントを掲載、米国を批判した。米国でたびたび問題となる中国人スパイ問題は、米国のエリート及び社会が中国を信頼しておらず恐れていることの証であり、またある特定の民族をやり玉にあげることは司法の原則に背いていると指摘している。(翻訳・編集/KT)

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