「中華民族は1つの家族」説が有力に、56民族全ての「皮膚紋理」調査が終了―中国紙

Record China    2010年2月11日(木) 20時17分

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9日、中国56民族の「皮膚紋理」(指紋、掌紋、足紋の総称)を30年かけて全て調べた結果、「中華民族は古くから1つの家族」とする説を裏付ける有力な証拠が発見されたと中国紙が報じた。写真は広西チワン族自治区を訪れた台湾の少数民族。

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2010年2月9日、中国紙・人民日報は、中国56民族の「皮膚紋理」(指紋、掌紋、足紋の総称)を30年かけて全て調べた結果、「中華民族は古くから1つの家族」とする説を裏付ける有力な証拠が発見されたと報じた。

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上海交通大学の張海国(ジャン・ハイグオ)助教授を中心とする研究グループが30年かけて、中国の56民族、約6万8000人分のデータを集め、分析を行った。その結果、56民族は南方系と北方系に分かれ、それぞれの民族に異なる特徴があることも分かった。

また、漢族も北緯33度を境に南方系と北方系に分かれることが判明。南方系は主に長江流域や長江以南に多いが、それぞれのグループ間に大きな差は見られなかった。一方、北方系はグループ間の差が大きく、独立性が強かった。面白いのは北京が南方系に属すること。張助教授は「首都という性質上、人口の入れ替わりが激しかったため」と分析した。

漢族の皮膚紋理には、数千年にわたり各少数民族と融合を繰り返した痕跡が見られるという。このことから、「中華民族は多元であり、一体化されたもの」であることが証明された、と記事は伝えた。

このほか、チベット族と台湾原住民がインドから渡来した南方民族だとする従来の説は間違いで、いずれも中国の北方系民族を起源とすることが判明したと張助教授は説明した。(翻訳・編集/NN)

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