一人っ子世代の中国人留学生、来日後「自立」を学びたくましく成長―華字紙

Record China    2010年2月8日(月) 12時37分

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6日、日本の華字紙は、中国人留学生が来日後、たくましく成長する姿を紹介した。若くして親元を離れた彼らは、勉強以外にも多くのことを学んでいるようだ。写真は昨年6月、大学受験を3日後に控えた河南省鄭州十九高校の3年生。

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2010年2月6日、華字紙・日本新華僑報は、中国人留学生が来日後、たくましく成長する姿を紹介した。若くして親元を離れた彼らは、勉強以外にも多くのことを学んでいるようだ。

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東京の杏林大学で学ぶ陳佳(チェン・ジア)さん(20)。1年前に来日した時は、ゆでたまごすら作ったことがないという典型的な一人っ子世代。寮に入った1日目、押入れから出てきた3匹のゴキブリを見て大泣きした。自転車で片道2時間のスーパーまで買い出しに行くものの、何も作れないため、結局はほとんど毎日インスタントラーメンの生活。ところが、1年間の「苦行」を経て、今ではすっかりたくましい女性に。ゴキブリが出たら顔色1つ変えず、ティッシュでつかんでポイ。今年元旦の留学生パーティでは得意料理を何種類も披露した。

名古屋大学の留学生、劉●(=女へんに捷のつくり、リウ・ジエ)さん(19)は寿司屋でアルバイトをしている。時給は1200円。アルバイトを始めてから、来日当初は「贅沢品」だった野菜や果物が買えるようになった。両親からの仕送りはあてに出来ない。卵1つ買うにも3〜4軒のスーパーを回り、1番安いものを買うという主婦顔負けの節約生活だ。1度、試験前の寝不足がたたり、カウンターに突っ伏して眠ってしまったことがあったが、店の主人は劉さんを起こし、奥の休憩室で休むよう優しく言ってくれた。劉さんはこの時、異国の地で触れた温かい人情に感動し、思わず涙してしまったという。

多くの若い留学生は来日後、それまでのぬるま湯のような生活から一転、経済面や生活面での自立を余儀なくされる。だが、こうした経験は人としてたくましく成長する大きな財産になる、と記事はまとめている。(翻訳・編集/NN)

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