2010年2月3日、映画「レッドクリフ」2部作の大ヒットで知られる香港出身の映画監督ジョン・ウー（呉宇森）の最新作「Flying Tiger Heroes(仮題)」の主演候補として、トム・クルーズ、ジョン・トラボルタ、スン・ホンレイ(孫紅蕾)の名が挙がっている。華商報の報道。

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太平洋戦争突入前の日中戦争下、中国国民党軍を支援した米軍のパイロット100人による義勇軍飛行部隊「フライング・タイガース(飛虎隊)」を描くこの作品。雲南省昆明市から抗日戦線に赴く中、パイロット2人が衝突しながらも互いを認め合い、友情に発展するまでのプロセスを描く。過去の名作「男たちの挽歌」シリーズからもわかるように、男の友情はウー監督の得意とするテーマ。「国籍が違っても、人と人の間には友情が育つ。わたしが映画を通じて一貫して描きたい主題だ」とウー監督も語っている。

総製作費は「レッドクリフ」（2部作総計8000万ドル）を上回り、中国映画史上最高の1億6100万ドル（約152億6000万円）を予定している超大作。しかし、2年以上前から書き進めている脚本が一向に完成せず、よってキャスティングも最終決定には至っていない。候補に挙がっているとされるのは過去にもウー監督作品に参加しているトム・クルーズ、ジョン・トラボルタ、そしてウー監督がほれ込んでいるという中国出身のスン・ホンレイだという。(翻訳・編集/愛玉)