2010年2月3日、中国で08年に乳幼児約30万人に健康被害を与えたメラミン入り乳製品が再び市場に出回っていた問題で、業界に詳しい専門家は未廃棄のメラミン入り粉ミルクは10万トンに上るとの見方を示した。毎日経済新聞が伝えた。

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先月30日、中国衛生部の陳竺（チェン・ジュー）部長が全国食品安全整頓工作会議の席で、メラミン含有量の基準値を超えていた製品は08年に廃棄されなかった原料を使ったものだとした。同会議で問題が指摘された食品会社は5社に上った。

陳部長は廃棄されなかった原料が使われていたことについて、「1つ残らず廃棄するよう徹底する」と述べたが、業界に詳しい専門家である王丁棉（ワン・ディンミエン）氏は、「未廃棄のメラミン入り粉ミルクは10万トンに上る」との見方を示している。（翻訳・編集/NN）