Record China 2010年1月25日(月) 21時4分
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21日、香港紙は「孔子への裏切り:中国学術界のウソ」として、真理の探求を説いた孔子の教えが根付いているはずの中国が、今や世界有数の「盗作論文大国」になっていると嘆いた。写真は昨年、論文の盗作が指摘された武漢理工大学の周祖徳学長とその論文。
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2010年1月21日、香港紙・亜洲時報は「孔子への裏切り:中国学術界のウソ」と題した記事で、真理の探求を説いた孔子の教えが根付いているはずの中国が、今や世界有数の「盗作論文大国」になっていると嘆いた。22日付で環球時報が伝えた。
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英医学誌「ランセット」は今月、中国政府に論文の盗作や捏造を止めさせるための対策を取るよう求めた。だが、中国の大学では、講師が教授に昇格するには論文を数多く発表する必要がある。とにかく数が多ければ良く、質は問われない。このような体質が改善されない限り、どんなに止めるよう呼び掛けても無駄だろう。
中国の指導者は2020年までに中国を「研究先進国」にすると提唱しているが、海賊版やニセブランド品の風習が大学への浸透を続ける限りは、単なる笑い話で終わってしまう。中国の大学院は78年に再開したばかりなのに、08年には早くも世界で最も多く博士号を授与した国になった。同じ年、中国人研究者が科学技術雑誌に発表した論文数は全世界の11.5%に上ったが、武漢大学の調査によると、中国の科学技術系の論文を売買する市場規模は過去3年間で5倍に膨れ上がった。
中国教育部は学術界に蔓延する悪しき風習を断つことを誓い、昨年3月、論文の盗作を検出するソフトを200大学に配布し、不正行為を厳しく取り締まるよう促した。中国は論文の盗作や捏造も止められず、ノーベル賞受賞者もいまだ輩出していない。もし、孔子がこの事実を知ったら悲しみのあまり涙するに違いない。(翻訳・編集/NN)
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