Record China 2010年1月22日(金) 14時58分
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20日、中国を代表する飛び込み競技のスター選手であり、その“女王さま”ぶりがしばしば報じられる郭晶晶選手が、先日の「スポーツ界話題の人物賞」授賞式で見せた不遜な態度を受け、あるスポーツ記者が中国人アスリートの資質に疑問を呈した。写真は郭晶晶選手。
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2010年1月20日、中国が世界に誇る飛び込み競技のスター選手で“飛び込みの女王”と称される郭晶晶(グオ・ジンジン)選手は、競技での輝かしい成績とは裏腹に、取材メディアへの無愛想な対応や問題発言などがしばしばバッシングの対象となっているが、このほど行われた「09年スポーツ界話題の人物賞」授賞式での不遜な態度を受け、あるスポーツコラムニストが中国人スターアスリートの資質を問う記事を寄稿した。体壇週報の報道。
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04年のアテネ五輪、08年の北京五輪で計4枚の金メダルを手にし、世界選手権では何度も優勝を飾っている不世出の飛び込み選手・郭晶晶だが、記者会見の席で携帯電話を始終いじり続け、記者の質問には上の空だったり、記者やライバル選手をバカにするような発言をするなど、その“女王さま”ぶりはつとに有名である。
これを受けて記者は、「口のきき方などというものはそれぞれの家庭で行う最低限のしつけであり、“教育”とすら呼べない。しかし、こうした伝統的な家庭のしつけは中国では徐々に失われつつあると言わざるを得ない」と糾弾。かつて中国社会で重要視された尊敬や譲り合いの精神はどこかへ行ってしまった、とした。
2300年前の孟子の言葉「老吾老以及人之老、幼吾幼以及人之幼(自分の両親と同じく他者の両親を敬い、自分の子にするように他者の子をいつくしむ)」―この実践例を、記者は中国国内ではなく、年長者を敬う韓国や女性を尊重するイタリアなどの外国で体験したという。そして以下のように続けた。
中国のスターアスリートには、最低限の礼儀やマナーに欠ける人材が多過ぎる。取材をしても本心を明かさないのはしかたがないとしても、社交辞令さえまともに使えないのはどういうことであろうか?外国の場合、大物アスリートであればあるほど記者を尊重し、笑顔をたたえながら丁寧に取材に応える。それは、自分自身のパブリックイメージを守るという意識があるからだ。
むろん、悪いのは郭晶晶選手などの選手らではない。彼女たちにトップアスリートとしてふさわしい人格教育を施さないスポーツ選手の育成システムが問題なのだ。ただトレーニングに集中させ、一般教養の教育を怠り、さんざん持ち上げられて甘やかされた「金メダル製造マシン」を育てているようでは、彼女らのふるまいも当然と言えよう。(翻訳・編集/愛玉)
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