Record China 2010年1月22日(金) 19時49分
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2010年1月19日、新華網は、山西省の蒙山大仏が無秩序な炭鉱開発により危機に瀕していると報じた。地中の空洞が多いため、周囲の地表には亀裂が走り、さらに陥没している個所すらあるという。写真は山西省の炭鉱。
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2010年1月19日、新華網は、山西省の蒙山大仏が無秩序な炭鉱開発により危機に瀕していると報じた。
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蒙山大仏(別名は西山大仏)は西暦551年から彫られ始めた中国最古の摩崖大仏(岩壁を削りだした大仏)。その歴史は世界遺産である四川省の楽山大仏より162年長い。高さ60メートルの威容は見る者を圧倒する。
ところが周囲で炭鉱開発が過度に進められたため、地中に空洞が多く、現在では地表に亀裂が走り、一部は陥没しているなど危険な状態となっている。周囲の炭鉱は2007年までにすべて閉鎖されているが、すでにきわめて危険な状態となっている。現地を視察した中国国土資源部の王寿祥(ワン・ショウシャン)氏はこのままではピサの斜塔のように傾く危険もあると指摘している。
山西省太原市国土資源局は「蒙山鉱山地質環境回収プロジェクト」を指導した。亀裂や陥没個所を埋め立てることで、問題改善を図るという。埋め立て後には緑化を推進し、土砂崩れなどの地質災害防止を目指していく。(翻訳・編集/KT)
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