98年ジャカルタ暴動の首謀者の1人を副大臣に抜擢、人権団体から強い反発―インドネシア

Record China    2010年1月19日(火) 14時4分

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18日、インドネシアのユドヨノ大統領が1998年ジャカルタ暴動の陰の策略者の1人とされるシャムスッディン陸軍中将を国防副大臣に任命したことで、人権団体から強い反発が起きている。写真はジョグジャカルタで端午の節句を祝い、獅子舞などを披露する中国系の人々。

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2010年1月18日、香港誌・亜洲週刊によると、インドネシアのユドヨノ大統領が1998年に起きたジャカルタ暴動の陰の策略者の1人とされるシャフリ・シャムスッディン陸軍中将を国防省の副大臣に任命したことで、人権団体から強い反発が起きている。環球時報が伝えた。

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記事によると、複数の人権団体が合同で記者会見を開き、シャムスッディン陸軍中将の国防副大臣就任に強い反対の意を表明。さらに、「ユドヨノ大統領は人権問題に鈍感だ」と非難した。また、インドネシアの法律では在役軍人が政治性のある職位に就くことが禁じられているとして、任命の取り消しを求める文書を大統領宛てに提出したことも明らかにした。

98年5月に起きたジャカルタ暴動では、中国系の商店や銀行が略奪や放火に遭い、多くの中国系が殺人やレイプなどの被害に遭った。シャムスッディン陸軍中将はこの暴動を陰で操った首謀者の1人と目され、検察当局の取り調べを受けている。記事によれば、同国の全国人権委員会が取り調べの過程を公開し、同中将の身の潔白を証明するよう求めている。

こうした動きに対し、シャムスッディン陸軍中将は「与えられた仕事を忠実にこなすことに集中したい。民主的な社会でこのような争議が起きるのは当然のことだと思う」と話している。(翻訳・編集/NN)

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