<中華経済>中国、バブル対応で人民元切り上げなど金融引き締めへ―榊原・早大教授

Record China    2010年1月18日(月) 11時31分

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17日、早稲田大学の榊原英資教授(元財務官)は17日テレビ朝日の番組で中国経済について、今後、通貨・人民元の切り上げを含む金融の引き締めが行われる可能性があるとの見通しを明らかにした。

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2010年1月17日、早稲田大学の榊原英資教授(元財務官)は17日テレビ朝日の番組で中国経済について、「いまの中国経済は若干バブル気味。人民銀行は預金準備率を18日から0.5%引き上げるなど、バブルをある程度意識して金融を締めに入っている」と指摘、今後、通貨・人民元の切り上げを含む金融の引き締めなどが行われる可能性があるとの見通しを明らかにした。

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ただ、当面の中国経済の先行きについては「中長期的に8〜9%の成長をするという構造は変わらない」と楽観的な見方を示している。

また、同じ番組に出演した慶応大学の竹中平蔵教授(元経済財政政策担当相)は 中国経済について、1)GDPに対する国債の比率は20%台とか低く財政で支えることが可能 2)内陸部に大きな潜在成長力を持つ―の2点を挙げ、「この勢いはまだ続く」と分析。そのうえで、「中国経済は強い」という状況が続くとしながらも、今年の見通しについて、「秋に上海万博が終了後は中期に対する懸念から、弱気の見方も出てくる」と語った。(編集・NK)

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