米国のイエメン反テロ活動、真意は中国への警告か―露メディア

Record China    2010年1月13日(水) 8時59分

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10日、ロシアのメディアが「米国のイエメン戦略の真の目的は、中国への警告にある」とする記事を掲載した。写真はイエメン。

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2010年1月10日、環球網によると、ロシアの通信社・ノーボスチが「米国のイエメン戦略の真の目的は、中国への警告にある」とする記事を掲載した。

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記事によれば、インドの駐アフガニスタン大使、トルコ大使などを歴任した著名な外交専門家・M.K.バドラクマール氏が英紙に発表した記事で、「米国が新たな反テロ戦争を引き起こそうとしているが、その真の狙いは中国だ」としている。

米国はイエメンにおける反テロ活動でアジアとヨーロッパを結ぶアデン港の平和を守ろうとしているが、その真の意図は中国に対して「米国がアジアへの影響力を失ったと思うな」と警告することにある、とバドラクマール氏は指摘。イエメンでの米国の活動はアフガニスタンでの活動を超える規模になるかもしれないという。

こうした背景にはインドと米国の協調路線があり、インド洋における中国の軍事活動に対してインドが批判的な態度をとっていることがある。また、中国がスリランカやミャンマーを通じて中東へと至る新たな貿易ルートを開拓しようとしている一方、インドはミャンマーとの関係をさらに改善し、中国の影響力を削ぐ動きに出る可能性も高いと、バドラクマール氏は推測している。(翻訳・編集/岡田)

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