Record China 2010年1月7日(木) 8時56分
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4日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズは「中国の宇宙探検」と題した記事を掲載し、中国の宇宙開発プロジェクトが今年さらに大きく前進するとの見通しを示した。写真は07年10月、打ち上げに成功した月探査衛星「嫦娥1号」。
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2010年1月4日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズは「中国の宇宙探検」と題した記事を掲載し、中国の宇宙開発プロジェクトが今年さらに大きく前進するとの見通しを示した。6日付で環球時報が伝えた。
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記事によると、中国は宇宙開発に関し、「有人月面着陸」と「2020年までに宇宙ステーションの建設」という2大目標を持っている。有人月面着陸に関しては、中国政府が1992年に制定した宇宙開発計画目標「プロジェクト921」には正式な目標として含まれていない。しかし、多くの専門家は、中国が現在この目標に向かって前進していると見ている。今年10月には、昨年3月に任務が終了した月探査衛星「嫦娥1号」に続き、「嫦娥2号」の打ち上げが計画されているという。
また、宇宙ステーションに関しては、今年は無人宇宙飛行船「神舟8号」「神舟9号」や有人宇宙飛行船「神舟10号」と軌道上でのドッキングが計画されている宇宙ステーション「天宮1号」の発射を予定している。北京大学地球・空間科学院の焦維新(ジャオ・ウェイシン)教授は「天宮1号の発射が成功すれば、その後に発射する宇宙船とのドッキングが可能となり、より多くの実験ができる」と期待を寄せる。さらにこれ以外に今年は、海南島に中国で4番目の宇宙センターとなる宇宙ロケット発射基地を建設する計画もある。
記事は最後に、「中国が宇宙開発をさらに早く進めるためにはロシアと米国の協力が必要」とし、「しかし、米国は自身の宇宙技術の共有を望んでおらず、ロシアの態度もはっきりしていない。中ロは今年、5件の宇宙開発プロジェクトを共同でスタートさせる予定だが、専門家や中国メディアはロシアとは相互信頼感が不足していると考えており、成果については楽観視していない」と指摘している。(翻訳・編集/HA)
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