<続報>汚染は黄河にまで=中国石油のパイプライン漏出事故―河南省

Record China    2010年1月4日(月) 14時2分

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4日、中国石油天然気(ペトロチャイナ)の蘭鄭長(蘭州―鄭州―長沙)石油パイプラインの渭南ライン(陝西省渭南市)で軽油が漏出し、渭河(いが)に流入した事故で、汚染が黄河にまで広がっていることが分かった。写真は3日の漏出現場。

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2010年1月4日、中国石油天然気(ペトロチャイナ)の蘭鄭長(蘭州―鄭州長沙)石油パイプラインの渭南ライン(陝西省渭南市)で軽油が漏出し、渭河(いが)に流入した事故で、汚染が黄河にまで広がっていることが分かった。中国新聞網が伝えた。

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事故は12月30日、同ライン完成後輸送開始の過程で発生した。ペトロチャイナが軽油の輸送量に異常を発見し輸送停止した後、漏出がわかったという。渭南ステーションから約2.75km離れた地点で赤水河に流入、渭河にも流入していた。第三者による破壊行為の可能性もあるという。

記事によれば、汚染は黄河にまで広がり、河南省鄭州市にある鞏義大橋より西の流域で基準値を超える水質汚染が確認された。このため、中国環境保護部と水利部黄河委員会は職員を派遣し、汚染対策に乗り出した。同省当局も緊急に対策チームを発足させ、飲料水の確保に追われている。

黄河は河南省の8都市を流れており、鄭州市と開封市では飲料水として利用している。渭河は黄河最大の支流で全長およそ800km。陝西省では流域に全人口の64%が住み、56%の耕地、72%の灌漑農業が集まっている。(翻訳・編集/NN)

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