Record China 2010年1月3日(日) 21時14分
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2日、湖南省長沙市の小学校に通う出稼ぎ農民の子供たち。彼らの夢は「故郷の友達にコーラを飲ませてあげたい」という純真でささやかなものだった。写真は出稼ぎ農民の子供たち。
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2009年12月31日、1年最後の日に湖南省長沙市の地方紙・瀟湘晨報は、市内の小学校に通う出稼ぎ農民の子供たちを訪ね、故郷を離れて新年を迎える彼らの夢について取材した。同紙の2日の報道。
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「新年最初のコーラは誰と飲む?」という記者の質問に「コーラを田舎に持って帰って友達に飲ませたい。だってみんなはコーラなんか飲んだことないもん」と答えた劉(リウ)君(12歳)は、2年前に両親に連れられて同省●陽市(●=「召」におおざと)から長沙市に出てきた。両親は市内で小さな店を開いているが、劉君は故郷に住む祖父母や友達が今も恋しくてならない。
「一番かわいいお人形を買って、田舎に住むいとこのお姉ちゃんにあげたい」と話すのは、今年10歳の蒋(ジアン)さん。「私はお父さんやお母さんといつも一緒だけど、お姉ちゃんの両親は出稼ぎに行ったっきりで帰ってこないから、人形で慰めてあげたいの」という理由だ。新年最初のコーラは両親に感謝しながら家族みんなで飲むという。
「おいしいお菓子やオモチャを四川省の地震被災地の子供たちに送りたい」という何(ホー)さんは、新年最初のコーラを被災地の孤児院の院長さんたちに送りたいと話す。孤児の世話をしてくれる人たちに感謝したいと言う何さんに、周りの子供たちは一斉に手を挙げて「じゃあ私たちは孤児のみんなにコーラを送る!」と話し、ささやかだが純粋な気持ちが溢れる美しい夢を語った。(翻訳・編集/本郷)
解説;「新年最初のコカ・コーラは誰と飲む?([イ尓]想与誰分享、新年第一瓶可口可楽)」=中国コカ・コーラ社が2008年12月から中国国内で展開した大型キャンペーン。TVCMやインターネットで募集したところ大反響を呼び、09年2月3日の締め切りまでに516万6947通もの応募があった。このキャンペーンにより中国の人々は、一番大切な人と新年最初のコカ・コーラを飲むことを生活習慣の1つとして受け入れるようになった。
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