「沈まぬ太陽の人種」とは!世界に3000万人、各国に広がる華僑たち―香港紙

Record China    2010年1月4日(月) 8時58分

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09年12月31日、香港紙・大公報は世界各地に広がるチャイナタウンの様子を紹介した記事の中で、世界各地に植民地を持ち「太陽の沈まない国」と称された大英帝国になぞらえて、世界各地に広がる華僑を「太陽の沈まない人種」と表現した。写真はシンガポールのチャイナタウン。

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2009年12月31日、香港紙・大公報は世界各地に広がるチャイナタウンの様子を紹介した記事の中で、かつて世界各地に植民地を持ち「太陽の沈まない国」と称された大英帝国になぞらえて、世界各地に広がる華僑を「太陽の沈まない人種」と表現した。中国新聞社(電子版)が伝えた。

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記事によると、世界各地に散らばっている華僑は約3000万人にも上り、そのうちの約8割は東南アジア諸国連合(ASEAN)各国に住んでいる。世界各地に住む華僑はチャイナタウンを形成して暮らしている場合が多く、その規模は大きなものから、わずか十数件の商店街といった極小さなものまであり、実体ははっきりつかめていない。

チャイナタウンは、各国に住む華僑が文化や風俗の違い、安全上の理由などから、グループで固まって生活するようになったことから形成され始めた。初期のチャイナタウンは、店舗兼住居の商店の集まりだった。商店は華僑の商売としては最もポピュラーな飲食店や雑貨店、クリーニング店など生活に密着した業種を営む店が多かったが、その後徐々に発達し、カジノや売春宿などの娯楽施設や金融機関までが形成され、1つの地区や街として発展してきた。タウン内で扱われている商品はほとんどが中国製で、サービスも中国式で提供されることが多い。現在、大きなチャイナタウンの中には、居住地区兼商業地区ではなく、純粋な商業地区になっているところもあるという。

一方、チャイナタウンの住人である華僑は、最も初期は労働者として海を渡った中国大陸出身者たちだったが、その後は香港や台湾からの移民が増え、近年は再び中国本土からの移民が増加している。また、最近は外国人がチャイナタウンへ進出してくるケースも多くなり、相互によい方向に影響することが期待されている。記事は「チャイナタウンは中国の長所と欠点を兼ね備えており、まさしく中国の縮図になっている」と評している。(翻訳・編集/HA)

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