Record China 2009年12月21日(月) 15時0分
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21日、中国・海峡両岸関係協会の陳雲林会長が訪台、22日に台湾側の海峡交流基金会の江丙坤理事長と4項目にわたる協定を交わす。これを受けて10万人規模のデモも行われた。写真は09年4月、南京で開催された会談での両代表。
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2009年12月21日、人民日報(電子版)によると、中国・海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林(チェン・ユンリン)会長が訪台、22日に台湾側の海峡交流基金会(海基会)の江丙坤(ジアン・ビンクン)理事長と4項目にわたる協定を交わす。
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同記事によると、これに先駆けて20日午後、台中市で民進党が呼びかけて10万人規模のデモが行われ、なかには「陳雲林を生け捕りにしろ」と叫ぶ参加者もいたという。民進党がかかげたのは「ブラックボックス化(※)を許すな、台湾住民の生活を守れ」とのスローガンだ。
協定4項目の内容は、中台の漁船船員の共同活動、中台の農産品に対する品質検査の一本化、中台の品質・技術規格の共有化、中台における徴税の重複を避けること及び税務管理の協力となっている。江理事長は今回の会談を「対等な協議、国民の利益、環境整備、永続的な発展」と表現し、中台が相互補完の道を歩むことなしに、中台の永続的な発展・平和共存の実現は難しいと述べた。
民進党は22日の会談にあわせて各種の抗議活動を予定しているが、4協定を肯定し受け入れる人々も多いという。台湾で行われたある調査では、65.3%が中台の品質技術規格の共有化に賛成し、61.3%が農産品に対する品質検査の一本化に賛成している。これは消費する商品・食品の安全を望む声の反映とも受け取れると同記事は分析した。(翻訳・編集/津野尾)
※訳者注:中国による台湾技術の吸収によって、工業を含む各産業の核心技術や生産設備を中国側が握り、台湾産業が形骸化することを指す。
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