<世界遺産>玉龍雪山の万年雪、数十年内に無くなる!?北半球最南の氷河が消失の危機―米紙

Record China    2009年12月21日(月) 10時24分

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2009年12月15日、米紙ロセンゼルスタイムズは、玉龍雪山の氷河が消失の危機にあると報じた。玉龍雪山最大の氷河「白水1号」は1982年以来、250メートルも後退しているという。写真は玉龍雪山。

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2009年12月15日、米紙ロセンゼルスタイムズは、玉龍雪山の氷河が消失の危機にあると報じた。16日、環球網が伝えた。

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標高5596メートルの玉龍雪山は雲南省麗江市に位置する。頂上付近には万年雪が積もり、北半球で最も南に位置する氷河が存在することでも知られる。付近一帯を含め、世界遺産に登録されている。

ところが近年では雪が解け、白く覆われていた山も灰色の地面が見える割合が多くなってきた。玉龍雪山最大の氷河である「白水1号」は1982年から250メートルも後退しているという。このままのペースで後退が進めば、数十年以内に完全に消失する可能性もある。

玉龍雪山はヒマラヤ山脈へと続く青海チベット高原の周縁部にあたる。青海チベット高原に存在する氷の量は、北極と南極に続く世界第3位で、「世界第3の極」とも呼ばれており、長江、メコン川、ガンジス川など大河の源でもある。今後、同高原の氷が溶け出すようなことがあれば、大河の流域に住む10億人以上の人々に深刻な影響を与えるものとなる。(翻訳・編集/KT)

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