Record China 2009年12月19日(土) 0時57分
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17日、COP15で政治合意文書の作成に向けた詰めの協議が始まった。最終合意の実現には中国の姿勢がカギとなりそうだ。写真は17日、浙江省寧波市で行われた発電所の煙突と冷却塔の爆破解体。
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2009年12月17日、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)で主要国の首脳級会合が行われ、政治合意文書の作成に向けた詰めの協議が始まった。ドイツのレトゲン環境大臣は具体的な話し合いに応じない中国の姿勢を厳しく批判。途上各国に「中国追随」を止めるよう呼び掛けている。ロイター通信が伝えた。
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京都議定書の約束期間が切れる13年以降の新たな枠組み(ポスト京都議定書)作りをめぐり、先進国と途上国の溝は深まるばかりだった。中国など途上国が削減義務を負わない京都議定書の継続を求める中国の蘇偉(スー・ウェイ)代表は16日の記者会見で、議長国デンマークが示した草案について、途上国にとって不利な内容だとして、「議長国として何としても成功させたい気持ちは分かるが、急いては事をし損じる」と強く反発。アジアやアフリカなど77か国からなる「77グループ」の加盟各国と共に一歩も引かない構えを見せ、「(政治合意ではなく)短い『政治声明』のみの発表で済ませるべき」と主張しているとまで伝えられた。そのため、政治合意文書の作成実現には中国の態度がカギになると見られ、最終日の首脳級会合で中国がどんな姿勢を見せるのかに注目が集まっている。
なお、17日付中国共産党機関紙・人民日報(電子版)は「中国はすでに大きな譲歩と犠牲を示した」と報道。「発展途上国である中国は国情に合った義務を負うべき」だとし、中国に過度の圧力をかける国際社会に対し、「本末転倒だ」と強い調子で反論している。(翻訳・編集/NN)
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