メコン川流域諸国家は中国に愛憎半ば、「強大な隣国」vs「古い友人」―米メディア

Record China    2009年12月15日(火) 7時11分

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12日、9〜12日にかけてメコン川流域諸国のメディアフォーラムが開かれた際、メコン川流域諸国の記者らは中国に対して愛憎半ばする複雑な思いを吐露した。写真はメコン川。

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2009年12月12日、米UPI通信社によると、9〜12日にかけてメコン川流域諸国のメディアフォーラムが開かれた際、メコン川流域諸国の記者らは中国に対して愛憎半ばする複雑な思いを吐露した。同フォーラム参加者の中国に対する印象は、「強大な隣国」「台頭中の国家」「古い友人」「影の大投資家」などさまざまだ。14日付で環球時報が伝えた。

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同記事によると、中国はメコン川流域の最大の投資者で、すでに上流に3か所のダムを建設している。カンボジアの記者は言う。「2つの中国がある。1つはカンボジアへの投資国・中国、もう1つは上流のダムによる不適切な水位調節によって下流域諸国の生活を脅かす中国だ」。タイ、ラオス、カンボジアとベトナムでは、メコン川の水位が低下することによる土壌の塩化や生活に対する不安から、中国に対して抗議運動が起こっているという。メコン川下流域では、約6000万人の人々が穀物の栽培、運輸、生活用水などで河川の水を頼っている。

これに対して中国の外交官とダムの設計関係者らは、これらの問題は中国が建設したダムによるものではないとの声明を発表している。中国人記者らは、「メコン川下流域諸国の不安は、中国の巨大な政治力学がもたらした代価かもしれない」とこれをみている。(翻訳・編集/津野尾)

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