<レコチャ広場>中国人は本当にインド人より良い暮らしをしているのか?―中国

Record China    2009年12月15日(火) 18時27分

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9日、中国のブログサイトに「中国人は本当にインド人より良い暮らしをしているのか?」と題した記事が掲載された。写真は貴州省貴陽市のゴミ処理場で暮らす子供たち。

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2009年12月9日、中国のブログサイト・鳳凰博客に「中国人は本当にインド人より良い暮らしをしているのか?」と題した記事が掲載された。筆者は中国の1人当たりGDPはインドの3倍に上るのに、GDPに占める個人消費はインドに遠く及ばないと指摘している。以下はその概略。

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中国国家統計局の統計によると、08年の中国のGDP(国内総生産)に占める個人消費の割合は35.3%だった。米国は同70.1%で、インドは同54.7%。だが、同年の1人当たりGDPは中国が3267ドルで、インドは1024ドル。中国はインドの約3倍だ。普通に考えれば、中国の個人消費はインドより高いはず。これに加え、メリルリンチとキャップジェミニが発表した「アジア太平洋地域ウェルス・レポート」によれば、中国の富裕層人口は米国、日本、英国に次ぎ世界第4位だ。それなのに、なぜ中国人はインド人よりお金を使いたがらないのか?

それは、中国の不動産価格が高過ぎることと、社会保障制度が整備されていないことが大きな原因だと思う。マイホームを手に入れようとすれば、生活はかなり切り詰められる。高額な教育費と医療費も家計を圧迫している。一方、インドは社会保障制度が充実している。65歳以上の生活困難な高齢者には毎月手当が支給され、無料の食事も提供。公立大学の学費も低く、家計が教育費に圧迫されることもない。

これではインドが中国より、個人消費が高いのは当然だ。中国も消費者が安心して財布のひもを緩められるよう、早急に物価の安定と社会保障制度の整備を実現させるべきだ。(翻訳・編集/NN)

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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