Record China 2009年12月9日(水) 13時18分
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3日、NPO法人・日中韓経貿促進協会の専務で在日中国人のチュー・ジュエンさんは、中国のブログサイトに「日本帰りの中国人が『移民化』している」と題した記事を掲載した。写真は北京東部の中央ビジネス地区(CBD)。
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2009年12月3日、NPO法人・日中韓経貿促進協会の専務で在日中国人のチュー・ジュエン(チュー=衣へんに「者」、ジュエン=娟)さんは、中国のブログサイトに「日本帰りの中国人が『移民化』している」と題した記事を掲載した。以下はその内容。
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法政大学社会学部の教授が実施した調査によると、日本帰りの中国人のうち、帰国後の仕事や生活環境に「慣れない」と感じる人は半数以上に上り、再び日本に戻った人も10%に達した。うち10%は日本国籍を申請している。調査対象は上海、北京、福建在住の100人。来日時の平均年齢は、北京出身者が30.9歳、上海が29.9歳、福建が28.1歳。帰国時はそれぞれ36.0歳、34.0歳、32.3歳だった。
帰国後の生活に「慣れないし不満だ」と答えた人は、北京59.8%、上海52.9%、福建38.9%。その理由は、「人間関係」「公共サービス」「生活環境」が最も多かった。例えば大学院で博士号を取得した後、来日前の職場に戻ったAさん。10年間の不在で職場の雰囲気はすっかり変わり、結局ゼロから人間関係を構築する羽目に。だが、中国人の人間関係の複雑さと多面性は日本とは全く違う。Aさんはどうして良いか全く分からず、途方に暮れている。
80年代からの急速な経済発展に伴い、中国社会も劇的な変化を続けている。そのため、海外帰りの中国人にとって、帰国後の故郷はまるで異国のように映るようだ。中国には今、こうした「移民」のような感覚で過ごす日本帰りの中国人が増えているという。(翻訳・編集/NN)
●チュー・ジュエン
日本在住の中国人。NPO法人・日中韓経済貿易促進協会専務。複数の企業で幹部を務める。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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