中国企業が欧州で大型M&A、航空機部品会社をエアバスなどの了解得て買収―中国

Record China    2009年12月5日(土) 19時19分

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4日、中国航空工業集団公司傘下の中航工業西飛はこのほど、エアバス社やボーイング社への部品供給会社であるFACC社を買収した。中国の航空機会社が同業の欧米メーカーを買収したのは初めて。写真は中国航空工業集団公司。

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2009年12月4日、中国新聞社によると、中国航空工業集団公司傘下の中航工業西安飛機工業集団有限責任公司(中航工業西飛)は、エアバス社やボーイング社への部品供給会社であるFACC社を買収した。中国の航空機会社が同業の欧米メーカーを買収したのは初めてで、中国企業が欧州で行った最大規模のM&A(企業の合併・買収)だという。

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3日、ウィーン市内で調印セレモニーが行われた。今回のM&Aは中航工業西飛と香港ATL投資基金が共同で設立した香港未来投資有限公司によって行われ、FACC社の発行済み株式の91.25%を取得し、このうち中航工業西飛が90%、香港ATL投資基金が10%を取得する。中航工業西飛は今後、FACC社に対し4000万ユーロの増資を行うとともに、その他の資金についても支援し、FACCの経営状況改善を図る計画。

中航工業西飛の孟祥凱(モン・シアンカイ)総裁は「今回のM&Aについては、FACC社の主要顧客であるエアバス社とボーイング社の了解も得ている。M&A完了後は同社を中国航空工業グループの研究開発センターとして、世界最先端の複合材料の研究・開発・製造を行い、将来的には上場も視野に入れて発展させていきたい」と抱負を語っている。(翻訳・編集/HA)

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