「中国のパクリが怖い…」、新製品を堂々と発表出来ない韓国企業の苦悩―韓国紙

Record China    2009年12月4日(金) 20時8分

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2日、韓国紙は「パクリは本当に怖ろしい」と題した記事で、多くの韓国企業が中国の「パクリ」を恐れるあまり、新製品の公開に慎重になっていると報じた。人気オンラインダンスゲーム「Audition」。

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2009年12月2日、韓国紙・朝鮮日報は「パクリは本当に怖ろしい」と題した記事で、多くの韓国企業が中国の「パクリ」を恐れるあまり、新製品の公開に慎重になっていると報じた。環球網が伝えた。

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韓国・釜山で開かれたゲームイベント「G-star 2009」では、T3 Entertainment社が開発した人気オンラインダンスゲーム「Audition」の続編「Audition2」が発表されたが、イメージムービーの展示だけで実物は一切公開されなかった。その理由は「中国がすぐにパクるから」。中国には「Audition」のパクリ版が20以上あることが分かっているが、すでに「Audition2」と名乗る製品まで登場し、人気を博しているという。

LGエレクトロニクスは、来年米ラスベガスで開かれる国際家電ショー(CES)に先立ち、計17製品が「イノベーション・アワード」を受賞したが、製品の写真は一切公開していない。瞬く間に中国のパクリ商品が世に出回ることを防ぐためだ。製品番号も極秘。LGは2月にバルセロナで開かれた世界最大級のモバイルイベント(MWC)で「透明携帯」を初公開したが、早くも8月には中国のパクリ版がネット通販サイトに登場。11月の韓国発売時には、パクリ版の方が一足早く市場に出回っていた。

サムスン電子は今年初めに開かれたCESで世界最薄の「発光ダイオード(LED)テレビ」を初公開した際、ブースの周りに囲いを設け、製品を間近で見られないようにした。こちらもやはり「パクリ」を警戒してのこと。記事は、韓国企業は世界中の展示会で中国企業と「かくれんぼ」しているようだ、と現状を嘆いた。(翻訳・編集/NN)

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