Record China 2009年11月18日(水) 16時27分
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15日、国務院僑務弁公室の調査団がカナダで現地華僑団体との座談会を行った。多重国籍の承認を求める華僑らの声に対し、中国は単一国籍の方針を維持するものの、グリーンカード制を採用する可能性も示唆した。写真はバンクーバー。
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2009年11月15日、中国国務院僑務弁公室(Overseas Chinese Affairs Office of the State Council)の王萍(ワン・ピン)氏を中心とした華僑事務の調査団が、カナダのバンクーバーで現地華僑団体との座談会を行った。カナダの華字紙・明報の報道を中国新聞網が17日付で伝えた。
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「中国に多重国籍を承認して欲しい」―座談会では現地華僑から、このような要求が聞かれた。祖国への帰国・国籍復帰を望む声の背景には、中国国内で起業や投資をしたいなどの事情があるようだ。これに対し、王氏は「中国は単一国籍の方針を堅持する」としたものの、アメリカのグリーンカードや永住権のような制度を採り入れ、華僑が中国へ帰国して就業したり、法定福利を受けたりすることができるよう対応する可能性を示唆した。
また、現地華僑の学校関係者からは、僑務弁公室が中心となって基金や奨学金を設立し、海外の中国系子女の中国語教育に協力するとともに、夏休みなどに中国を訪れる体験プログラムを設けて欲しいなどの意見が出されたという。(翻訳・編集/岡田)
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