<研修生>日本での研修はバラ色ではない!過度の期待抱く中国人に忠告―華字紙

Record China    2009年11月18日(水) 8時49分

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17日、日本の華字紙は、中国人研修生をめぐるトラブルが相次ぐ中、研修生の待遇改善を日本側に強く求める一方、研修生側にも日本への研修に過度の期待を抱かないよう呼び掛けた。写真は湖北省漢川市のポリエステル糸生産工場。

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2009年11月17日、日本の華字紙・日本新華僑報は、中国人研修生をめぐるトラブルが相次ぐ中、研修生の待遇改善を日本側に強く求める一方、研修生側にも日本への研修に過度の期待を抱かないよう呼び掛けた。以下はその内容。

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記者は地方での取材中、2人の中国人研修生と知り合った。彼女たちは私の中国語を聞いた途端、涙を流して喜んだ。日本での生活に慣れたかと聞くと「大丈夫だ」と答えたが、表情は暗い。農場での研修を始めて半年余り。日本語はほとんど分からない。外に出ることはほとんどなく、ディズニーランドに1度行ったことがあるのみ。農場の主人以外と話す機会もない。

なんと、孤独な生活なのだろう。これにもし、過酷な肉体労働と雇い主からの叱責が加われば、精神状態がおかしくなっても不思議ではない。熊本県で中国人研修生、王宝泉が研修先の農家の夫婦を殺害し、自殺した事件はその最たる例だ。来日後わずか半年での凶行。理想と期待を抱いて来日したものの、それらは過酷な現実の中で無残にも打ち砕かれたようだ。

研修生は来日前、「日本に行けばバラ色の生活が待っている」という幻想を抱き、夢のような環境で大金が稼げると思っている。来日して初めて研修生の地位がいかに低いかを思い知らされるのだ。だが、最も重視しなければならないのは、彼らが日本人を知らなすぎること。日本人は中国人と違い、他人と一定の距離を保とうとする。上下関係も厳しく、中小企業の社長が社員を怒鳴り散らす光景は決して珍しくない。

すでに来日した、もしくは来日を控えている研修生は日本での研修生活に過度の期待を抱かず、日本人との付き合いに中国式は通じないと思った方が良い。そうすれば、現実とのギャップに落胆せずに済むだろう。どうしても理不尽な目に遭ったら法的に解決すること。自暴自棄になって犯罪行為に走ってはならない。(翻訳・編集/NN)

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