Record China 2009年11月18日(水) 11時28分
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16日、イタリアではここ数年、和食や韓国料理の人気が高まっていたが、ここに来て中華料理人気が復活しているという。不景気や流行の衰退がその原因と見られる。写真は和食。
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2009年11月16日、イタリアの華字紙・欧聯時報によると、ここ数年、油っこさからかイタリアでは中華料理離れが起こり、和食や韓国料理の人気が高まり、中国風の赤い提灯を店頭に飾った店が改装して寿司屋の提灯を飾るという様子が見られた。しかしここに来て、中華料理人気が再燃しているという。中国新聞社が伝えた。
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ここ3〜4年の間、イタリアで和食と韓国料理の店が急増。経営者の多くは中国系だ。中華料理に比べ、和食と韓国料理は値段を高く設定でき、利益が多いため、市場が拡大した。若者たちの間では、和食や韓国料理を食べることが流行にまでなった。そのため、イタリアの街中には和食・韓国料理の店が増え、さらには和食をファーストフードとして提供したり、冷凍食品としてスーパーに卸す者も現れた。
しかし、記者が11月15日にローマ市内の中国系住民の多い地区にある、韓国系移民が経営する焼肉店に行ったところ、客足はまばら。さらに値段は同じながら一品一品の量が激減していた。数年前は本場の味が味わえるとして人気を博していたが、店主によると現在では「景気が悪く、特に金融危機以降は韓国人の旅行者も減り、客足が落ちた」という。
中国系の飲食業界関係者は「和食や韓国料理は高く、大衆向きではない。一方、中華料理は値段も適正で、メニューの種類も多いので大衆向きだ」と話す。不景気や流行の変化が原因で中国料理に再び追い風が吹きそうである。(翻訳・編集/小坂)
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