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「一つの時代の終わり」を表現!日本女性は「現実」を参考に描いた―映画「海角七号」監督インタビュー

Record China    2009年11月14日(土) 11時3分

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09年11月、日本公開が決まった台湾歴代1位の話題の映画「海角(かいかく)七号/君想う、国境の南」(ウェイ・ダーション=魏徳聖=監督)。来日した魏監督の独占インタビューを紹介する。

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2009年11月、08年夏に公開され台湾映画歴代1位、外国映画を含めても「タイタニック」に次ぐ歴代2位に当たる14億円の興行収入をあげた話題の映画「海角(かいかく)七号/君想う、国境の南」(ウェイ・ダーション=魏徳聖=監督)の日本公開が決まった。来日した魏監督の独占インタビューを紹介する。

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魏監督はレコードチャイナのインタビューに対し、日本との関係を取り上げた理由について、台湾には日本に関連した歴史、文化がたくさんあり、人もいるからと語り、「これまで描かれたことがなかった日台の一つの時代の終わり」を表現したかった、そこには「無念や敵意だけではなく、愛情、友情もあるはずだ」と製作意図を明らかにしている。

また、海外で働くたくましい日本女性の役は、魏監督が共同で仕事をするに際して接触した日本人通訳の現実の奮闘ぶりを参考にして作り上げたとしている。

魏徳聖監督の独占インタビューの内容は以下の通り。

◆◆◆ ◆◆◆

Q.なぜ日本との関係を作品で取り上げたのか?

-台湾と日本の関係はかつて一度終わったけれど、私はその一連の敏感な問題を表現しようとは思わない。

 これまでに表現されているのは日本側からだったり(日本軍が去った後に台湾に入ってきた)国民党側からだったりするが、「一つの時代の終わり」を表現したものがなかった。

 この「一つの時代の終わり」がとても面白い。時代の終わりが残すのは、無念だったり、敵意だけではないはずで、そこには愛情、友情なども一緒にあるはずだ。

 この「時代の終わり」を利用してこうした感情を描いた。

Q.日本人の現実の様子を良く描いているが、日本人に関する知識はどこから。

-台湾には日本に関係した歴史、文化などがたくさんある。私の周りでも、祖父らも日本統治を経験した世代で、生活習慣はすべて日本人のやり方だった。そこからおそらく日本人はこうする、と想像できる。

 また日本の友人も多く、台湾には留学生も少なくない。映画製作を学び始めたころも、そしてこれからも、日本とは縁がある。日本人はまじめで責任感が強く仕事を思ったように仕上げてくれる安心感があるけれど、反面、要求水準も高いので、こちらが怒られたりする。

Q.中でも海外で働く日本女性を描いていますが、彼女らに関する知識はどのように。

-日本側と共同作業する時によく中国語のできる日本女性が翻訳につくが、台湾側、日本側双方からプレッシャーを受けて爆発することがある。これを映画の中にもってきた。

Q.映画を見ると、あまり登場人物が話しすぎない演技、表現が特徴のように思われるが。

-特に、昔の人は感情表現する時に行為を抑圧し、あえて話をせずよく文をしたためた。今の人はよくしゃべって、口ばかりで無責任なこともある。

 感情のことは、言葉だけではどうしようもなく、むしろ多くの小さな動作や環境が伝えることがある。だから、多すぎる「我愛ニー」(愛してる)はいらないと思う。

Q.次回作では日本統治時代の台湾における霧社事件という敏感な問題を取り上げるが、なぜか。

-私は敏感ではないので、敏感な事件とは思わない。決して思い出す必要もない過去を回想するためだけの作品ではない。書物の中にあるような、ある種の伝統的な観点を採用するつもりもない。

 製作の狙いは原住民の視点を用い、彼らがどう対応したかだ。この事件は国民党からは「抗日」、日本政府からは「内乱」とされたが、これまでだれも彼らの角度から見たことがなかった。原住民に言わせると、「われわれの祖先は混乱した」となる。

 次回作で描きたいのは善人、悪人の観点では決してない。歴史がもたらした、戻ることができない記憶に対して和解のメッセージを伝えたい。(編集:kinta)

提供写真は(c) 2008 ARS Film Production. All Rights Reserved.

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