Record China 2009年11月10日(火) 21時35分
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9日、「ウイルスの体内進入を抑制し、ウイルスを死滅させる効果」があるとされるマスクの開発が話題になったが、中国当局がその効果を否定した。写真は体温測定を受ける黒龍江省牡丹江市内の小学生たち。
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2009年11月10日、新華社通信(電子版)によると、中国衛生部は9日、新型インフルエンザ予防効果があるとされるマスクが市場に出回っているが、同マスクがうたう「ウイルスの体内進入を抑制し、ウイルスを死滅させる効果」が特別あるわけではないと発表した。
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同記事によると、数日前に「天津市で新型インフルエンザ対応マスクの開発に成功」というニュースが流れた後、同マスクをめぐって、混乱が起こっている。一部では国家インフルエンザ予防センターが同製品を検査しその効果がないことが明らかになったと報じられたが、同センターの舒躍龍(シュー・ユエロン)主任は、そのような検査を行った事実はないとしている。
舒主任は、同センターには特定のウイルスに対する予防の効果を調べる設備も資格もないとし、「見方を変えれば、すべてのマスクに新型インフルエンザ感染の予防作用がある」と述べた。同マスクをめぐる混乱を重くみた衛生部は、現段階では新型インフルエンザウイルスを防ぐことに特化したマスクは存在しない、と発表した。
専門家によると、新型インフルエンザの感染経路は感染者の咳、くしゃみなどによる飛沫感染なので、通常の医療用マスクで十分予防効果が期待でき、通常の社会活動においてはマスクをつける必要は必ずしもないという。特に感染者と接触する場合や、人が密集する場所に長時間滞在する場合にマスクをすれば十分だという。(翻訳・編集/津野尾)
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