<怖い中国事情>家の内装工事を請け負ったのは暴力団のフロント企業!財産状態調べ、恐喝―遼寧省大連市

Record China    2009年11月9日(月) 19時50分

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2009年11月5日、米紙ニューヨークタイムズは、中国でのマンション内装工事に関する米国人の手記を掲載した。中国での体験は米国とは全く異なるもの、最終的にはなぜかマフィアまで登場してくる始末だった。写真は中国のマンション内装工事。

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2009年11月5日、米紙ニューヨークタイムズは、中国でのマンション内装工事に関する米国人の手記を掲載した。6日、環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

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中国人の夫と結婚した私は遼寧省大連市でマンションを購入した。次に必要なのは内装工事だ(中国では購入後に内装を行うのが一般的)。これまでの経験からわたしは問題ないと自信を持っていた。

しかし中国の事情はさまざまな点で米国とは違う。まず第一にコネの重要性。欧米であれコネは便利なものだが、中国での重要性ははるかに高い。結局、義父の意見を聞いてわざわざ遠隔地に住む有力な内装業者に依頼した。

材料が届いてからの3週間、8人の内装業者は1日10時間も猛烈に働いていた。夜も現場の地べたで寝ている。ヒマな時間には賭けトランプで遊んでいた。シンプルな内装を望む私と中国式の豪華な照明にするべきだと主張する業者との意見の食い違いなどもあったが(寝室の壁にテレビを埋め込んで欲しいと言った時には業者はびっくりしたようだった)、まずは順調に内装工事は終わった。

ところがこの物語にはまだおまけがついていた。内装工事が終わってから数週間後、1通の手紙が届いた。内容は次の通り。「われわれはきわめて危険なマフィアだ。おまえたちが金を持っていることはよく知っている。1万元(約13万2000円)を支払え。さまもなければ、誘拐なり嫌がらせなりはたまたより恐ろしいことを覚悟しろ。金を支払えば、以後おまえたちを悩ますことはない。」

手紙にはわたしたちに関する詳細な情報まで書かれていた。これほど詳しいことから見るに、マフィアは内装業者たちであろうと思われた。どう対応するべきか、家族会議が開かれた。一度譲歩すれば何度もゆすられることになる、金を支払うべきではないというのが私の意見。しかし義父の意見は違った。曰く、「危ない橋を渡る必要はない。中国のマフィアは信用と約束を重んじるのだから」、と。結局、義父の勧めるとおり金を支払った。1週間後、「丁寧」な感謝状が届けられた後、再度ゆすられることはなかった。(翻訳・編集/KT)

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