Record China 2009年11月9日(月) 9時45分
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09年11月、先週来、千葉、鳥取と女子大生の殺人事件が相次いで報じられる一方で、鳥取や東京の女性を中心とした不審な連続死が伝えられている。「安全な国・日本」という一番大事なものが…。写真は中国の裁判所(資料写真)。
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2009年11月、先週来、千葉、鳥取と女子大生の殺人事件が相次いで報じられる一方で、鳥取や東京の女性を中心とした不審な連続死がメディアでは伝えられている。そういえば、江蘇省蘇州市では殺人罪に問われている日本人被告が無期懲役の判決を言い渡された。江蘇省初の外国人による殺人事件だそうだ。
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中国との比較という訳ではないが、「安全な国・日本」という一番大事なものが損なわれつつある印象すら受けかねない。
日本の経済などを議論する時に、よく法人や個人の税率とか労働コストが比較されるが、安心して仕事できない場所に良質な労働力が定着するわけもない。逆に言えば、良好な生活環境が提供されれば高い税金なんかも正当化される。
実は日本で一番自慢できる要素が世界的にも貴重な治安の良さではないか。それが丁寧なモノ作りなど日本の良さにもつながる。サッカーなどのプロスポーツも含め欧米人等が、安心して家族と暮らすことができる良さを評価し日本での勤務を選択することもままある。
なので、法人税を引き上げると日本の優良企業が海外に流出するという議論もよく聞くが、そういう負担を嫌がるだけの会社にはある程度出て行ってもらってもいいような…。スイスや北欧等の高物価、高福祉高負担の国にも優良企業は残っている。安全や福祉など、コストの高さと相殺できるような貴重なものがあれば、高付加価値を生み出す能力がある優良企業は残らざるを得ないだろう。
話を戻すと、先週は、英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさんを殺した容疑者が整形手術を受けたうえで2年半にわたって潜伏を続けていることまで伝えられた。まさに日本は殺人事件がらみの話題であふれた。一方で足利事件の菅家さんや痴漢事件など、自白強要によるえん罪の発生がいまも伝えられる。予算や人員カットの聖域となっていたはずの警察や検察は一体何をしているのだろう。
それでも、同じ頃アメリカでは陸軍基地での銃乱射による13人射殺が発生しており、日本は「銃が出てこないだけまだまし」とはいえそうだが…。
レコードチャイナでは最近、「怖い中国事情」というシリーズ記事を配信している。逆に中国メディアから「怖い日本事情」と書かれないように祈りたい。(文章:kinta)
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