Record China 2006年11月9日(木) 19時49分
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台湾領の金門島から8kmしか離れていない福建省厦門市に建てられた、一国二制度を勧め中国統一を呼びかける看板。
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2006年11月6日、台湾金門(きんもん)県の李ジュウ烽(リジュウフェン)県長が県議会で、「金門を一国二制度の試験地として、皆で議論してもらいたい」と発言した。この話題は公共の議題となり、金門、さらに台湾の未来にとって新しい方法を提供している。
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大金門島や小金門島など12の島からなる金門県は、馬祖(まそ)島に位置する連江(れんこう)県とともに、大陸に非常に近い場所に位置する台湾領である。小金門島は福建(ふっけん)省厦門(あもい)市から6km、金門島は8kmしか離れていない。
また一国二制度(いっこくにせいど)とは、中華人民共和国の政治制度において、中国大陸から分離した領域を設置し、一定の自治や国際参加を可能とする構想である。当初は台湾との統一のために提案されたが、現在香港とマカオでのみ実施されている。
李県長が金門を、一国二制度の試験地域として提議した理由は、現在の台湾の法律による、金門発展への束縛からの解放という狙いがあるためだ。地域独自の法令を制定し、大陸と台湾の制度のよいところを取り入れて、金門県を「特別行政区」として発展させ、台湾・大陸両岸のために、ある種の選択肢を提供して、お互いの発展を図りたいという考えである。
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