サンプル検査での不合格率、なんと100%!性能劣悪な携帯電話の充電器―広東省

Record China    2009年10月31日(土) 12時24分

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30日、広東省工商局によると、同省で生産された携帯電話の充電器に対するサンプル検査の結果、検査の対象とした26社40種類すべての製品が安全基準に達せず、不合格率が100%だったことが分かった。資料写真。

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2009年10月30日、広東省工商局によると、同省で生産された携帯電話の充電器に対するサンプル検査の結果、検査の対象とした26社40種類すべての製品が安全基準に達せず、不合格率が100%だったことが分かった。華商晨報が伝えた。

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今回不合格となった充電器には、飛毛腿(福建)有限公司や深セン市亜比仕科技電子有限公司(ABS)など、中国のブランド企業の製品も含まれていた。販売各店ではすでに当該商品をすべて撤去し、消費者に対して返品・交換を呼びかけている。撤去・回収した充電器は両社分だけでも15万個以上に上った。

関係者によると、携帯電話の充電器メーカーは大小合わせて約100社、関連企業は広東省だけで1000社以上あり、各社ともコストダウンのためより安い部品を採用する傾向が強い。ただし、安い部品を使うことによる弊害も大きく、充電器の性能は落ち、電池性能の6割程度しか充電できなかったり、充電に長時間かかるだけでなく、場合によっては漏電や温度の上昇などによって火災やケガの原因にもなるという。

また、別の関係者は「国際的には携帯電話の充電器は規格統一が進められており、中国でもこうした規格が導入されれば、各社各様の充電器は淘汰されるだろう。今回の結果を業界改善の1つのきっかけとして捉え、検査システムなどを厳格にし、不合格の充電器を無くしていくべき」と指摘している。(翻訳・編集/HA)

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