Record China 2009年10月31日(土) 15時0分
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28日、中国最大のスポーツの祭典「全国運動会」が相次ぐスキャンダルにより、存在意義を問われている。元中国五輪委員会秘書長の魏紀中会長は「廃止には反対」との考えを示した。写真は10月25日、「全国運動会」で3連覇を果たした陸上の劉翔選手。
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2009年10月28日、中国最大のスポーツの祭典「全国運動会」で八百長やドーピング疑惑などスキャンダルが相次ぎ、その存在意義が問われている。こうした中、元中国五輪委員会秘書長の魏紀中(ウェイ・ジージョン)会長が「改革は必要」としながらも、「廃止には反対」との考えを示した。網易体育が伝えた。
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現在は国際バレーボール連盟(FIVB)の会長を務める魏氏は中国スポーツ界の第一人者。「全国運動会」は日本の国体に相当するが、近年は金メダルを取るために手段を選ばない風潮が指摘されており、廃止を望む声も高まっている。魏氏はこれに対し、「挙国体制を維持する上で『全国運動会』は欠かせない存在」と強調。相次ぐスキャンダルについては、「あったとしてもごく一部。それを廃止と結びつけるのはおかしい」と反論した。
魏氏によれば、政府が国を挙げてスポーツに力を入れる目的は、五輪で金メダルをたくさん取るためだけではなく、国民の健康や体力の増進、スポーツの振興も大事な目的の1つ。その上で、魏氏は今後の改革について「政府主導の下、徐々に民間色を強めていく方向で進めれば良いと思う」との考えを示した。(翻訳・編集/NN)
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