中国初の核兵器開発基地は見学が可能―青海省海北チベット族自治州

Record China    2006年11月8日(水) 13時21分

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1950年代に建てられた中国で最初の核兵器開発基地。当時「221工場」と名づけられたこの極秘区域は、今は観光客に開放されている。核実験場を見学する人々。

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1950年代、青海(せいかい)省海北(ハイベイ)チベット族自治州の西海(シーハイ)鎮に、中国は初めての核兵器開発基地を建設した。ここは当時、対外的に「221工場」と名づけられた極秘の場所であった。1700平方キロメートルに及ぶ広大な立入禁止区域では、中国初の原子爆弾と水素爆弾が開発された。またここでは開発のためにさまざまな核爆発実験が行われたため、「射撃場」とも呼ばれていた。

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1987年、中国国務院と中央軍事委員会の命令により、221工場は全面引き上げが決定した。新華社も全世界に向けて「中国初の核兵器開発基地を全面的に撤退させる」とのニュースを配信した。その後、集中的かつ厳格な検査を行いながら核廃棄物の処分を終え、この土地の使用権は再び地方政府に戻された。

現在この場所は観光地となっており、毎年多数の観光客が国内外から訪れ、見学している。

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