就職難を避けて留学する「被留学族」が急増―中国

Record China    2009年10月27日(火) 7時16分

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25日、厳しい就職状況から逃れるため、海外への留学を選ぶ「被留学族」が中国で増えているという。写真は北京で開催された中国国際教育展。

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2009年10月25日、新聞晩報によると、厳しい就職状況から逃れるため、海外への留学を選ぶ人が近年中国で増えている。先日上海で行われた留学フェアもそうした人たちであふれかえったという。

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中国では留学ブームが高まっているが、目的意識のない学生や流行に押し流される人、あるいは家族からの勧めなど、自らの意志を持たずに留学するケースが増えている。こうした人たちが「被留学族」となっている。

現在、中国は世界最大の留学生輩出国となっており、2008年の統計では自費で海外へ留学した人は16万人。2009年にはさらに増え、20万人にのぼると推測されている。中国国際教育展組織委員会の責任者によれば、2010年に大学を卒業する人は611万人にのぼる見込みで、今年よりも52万人増え、就職活動がさらに厳しいものになることも多くの学生を海外留学へ走らせる原因のひとつになっているという。

留学に関する専門家は、「被留学族」の多くは経済的負担や長期留学による精神的プレッシャーが強く、学業のみならずその人の成長に大きな悪影響がもたらされる可能性が懸念されるとし、よく考えてから留学することを決めてほしいと話している。(翻訳・編集/岡田)

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