2009年10月24日、話題作「南京！南京！」を台湾でPR中のルー・チュアン（陸川）監督が、俳優リウ・イエ（劉［火華］）の映画秘話を明かした。中時電子報が伝えた。

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ルー監督の映画「南京！南京！」は、日中戦争中の南京攻防戦を日本兵の視点から描いた話題作。日本人俳優の中泉英雄と、中国からは人気俳優のリウ・イエ（劉[火華]）がそれぞれ主演として名を連ねているが、リウ・イエが映画の途中で殺されたのは、スケジュールの都合でやむをえない処置だったという。

インタビューに答えたルー監督によると、「リウ・イエは他の映画撮影が迫っていたし、もともと4か月で撮影を終えるつもりが、8か月かかってしまった。仕方なく彼を殺すよう台本を書きかえた」とのこと。しかし、「撮影を進めていくうちに、ストーリーの中で彼を生かしておくのは困難になった」と、他にも深刻な理由があったことを明かしている。

中国では今年4月に封切られ、大きな話題を集めた「南京！南京！」だが、台湾でも今月30日から公開される予定。（翻訳・編集/Mathilda）