新移民の増加は国家のリスクか?問われる“愛国心”の所在―シンガポール

Record China    2009年10月20日(火) 12時40分

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張元元さんをめぐり、シンガポールで論争が起きている。新移民のアイデンティティーがシンガポールにあるのか、それとも祖国にあるのかが問われている。写真は張元元さんを含む国慶節軍事パレードの女性兵士部隊。

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2009年10月19日、人民網によると、29歳の中国人女性・張元元(ジャン・ユエンユエン)さんをめぐり、シンガポールで論争が起きている。

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北京市に住む張さんは国慶節(建国記念日)のパレードに志願、女性兵士の一人として参加した。パレード後、インタビューに答えた張さんは「祖国のために尽くすことが願いだった」と話している。

このありふれた一言がシンガポール社会を大きく揺るがす大問題となった。張さんは2003年にシンガポールに留学、2008年夏に帰国するまで同地で働いていた。その間に永住許可証も取得したにもかかわらず、張さんが中国国民としての愛国心を示したことが議論となっている。

シンガポールは移民受け入れに積極的で、500万人の人口のうち4分の1強が新移民。なかでも中国人の移民が多く、ジェット・リー(李連杰)やコン・リー(鞏俐)など著名人が移民したことでも知られている。張さんは永住許可証を取得しただけだが、国籍まで取得した新移民のアイデンティティーがシンガポールにあるのか、それとも中国にあるのかが問題となった。一部メディアは新移民の増加が国家にとってのリスクになるとも指摘している。(翻訳・編集/KT)

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