将来のライバル、中露への技術提供を制限―エアバス社

Record China    2009年10月13日(火) 16時45分

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12日、エアバス社のファブリス・ブレジエ最高執行責任者(COO)は、今後自社のライバルを手助けすることをやめ、中国やロシアへの技術提供を制限していく方針を明らかにした。写真はエアバスの天津組み立て工場。

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2009年10月12日、欧州の航空機メーカー・エアバス社のファブリス・ブレジエ最高執行責任者(COO)は、今後自社のライバルを手助けすることをやめ、中国やロシアへの技術提供を制限していく方針を明らかにした。ロシアメディアの報道を環球時報が伝えた。

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ブレジエ最高執行責任者は、露メディアのインタビューに対し、「中国が現在、国産大型ジェット機C919の開発に取り掛かっており、2015年から2020年までの間に実用化されることは認識している」と答え、同機に採用されている技術が非常に高いレベルのものになるとの認識を示した。また、これより先に同氏は、中国への技術供与について、「慎重に行うべきだ。中国は将来当社のエアバスA320シリーズのライバルになる」と語っていた。

一方で、今年になって中国・天津市に、EU圏外では初となるエアバスA320型機の組立て工場を設けたことに関しては、「ある分野で協力し、他の分野でライバルとなる事は現在の飛行機メーカー間ではよくあること」とし、同社の方針に矛盾がないことを示した。

同社は中国とロシア市場に対し、今後10〜15年間は新型の中距離ジェット機を提供していく方針だとしている。(翻訳・編集/HA)

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