香港の公立病院、中国妊婦の出産受け入れを一時停止

Record China    2009年10月10日(土) 9時20分

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8日、香港医院管理局は中国本土の女性など、香港住民以外の妊婦の香港公立病院での分娩予約受け入れを年末まで一時停止すると発表した。資料写真。

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2009年10月8日、香港医院管理局は中国本土の女性など、香港住民以外の妊婦の香港公立病院での分娩(ぶんべん)予約受け入れを年末まで一時停止すると発表した。香港の妊婦の分娩予約がとりにくくなっていることに配慮した。既に私立の病院でも分娩予約は2010年年2月までいっぱいだという。9日付新華社が伝えた。

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広東省など中国本土の妊婦の間では、いわゆる「一人っ子政策」の対象となることを避けるためなどの目的で、香港で出産するケースが増えている。香港人の分娩予約を優先するため、また、費用の踏み倒しを防ぐため、医院管理局は07年から香港住民以外の妊婦の出産費用を割増料金の前払い方式に切り替え、出産数は一時減少したものの、08年には再び増加。今年1―8月は公立病院で出産を取り扱った妊婦2万5700人余りのうち、約25%に当たる6426人が香港住民以外の女性だった。

香港住民以外の妊婦が香港の公立病院で分娩予約をする場合には、3万9000香港ドル(約45万円)を前払いする必要がある。私立病院はこれより高いケースがあるものの、中国本土籍の妊婦の間では10万香港ドル(約115万円)もの高額の費用を払って1人部屋を選ぶ人も増えているという。

医院管理局は08年には8月の段階で9月から年内いっぱいの公立病院での香港住民以外の妊婦の分娩予約受け入れ停止を発表していた。(翻訳・編集/東亜通信)

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