2009年10月7日、広東省広州市の建設管理当局がこのほど、同市で2010年11月から12月にかけて開催されるアジア競技大会、アジア・パラリンピックの会期中とその前後、環境に配慮するため同市内での建設工事などを停止するよう通達したことが分かった。広州日報が伝えた。

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アジア競技大会は2010年の11月12―27日、アジア・パラリンピックは同12月12―19日に開催される。当局はアジア競技大会の開幕18日前からアジア・パラリンピック終了の3日後まで、粉じんや騒音をなくすため、建設作業とコンクリート工場の生産を停止するよう求めた。

中国当局は08年8月開催の北京五輪の前、大気汚染の大会および選手への影響とそれによる世界各国からの批判を避けるため、市内で稼働していた大型工業企業を移転させたほか、自動車の運転を制限していた。今回の広州市当局の決定も、こうした方針を踏襲したものとみられる。（翻訳・編集/東亜通信）