連休の過ごし方、「ゴージャス」から「ヘルシー」にシフト=果物狩りや健康診断が人気―中国

Record China    2009年10月9日(金) 16時14分

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6日、8日間にわたる史上最長の連休となった今年の国慶節(建国記念日)ゴールデンウィークだが、休日にぜいたくをするよりも、地に足のついた健康的な過ごし方を好む人が増えたという。写真は人気の「農家ステイ」。地元の新鮮食材をつかった素朴な田舎料理が魅力。

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2009年10月6日付の新華網の報道によると、8日間にわたる史上最長の連休となった今年の国慶節(建国記念日)ゴールデンウィークだが、連休中に病院を訪れる人が激増する事態となっていたことがわかった。「休日はハレの日」というかつての概念が薄くなり、質素で地に足の着いた健康的な休日を送る人が増えているという。

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「連休中にこれほど多くの人が外来に訪れるとは思っても見なかった」と話すのは、山西医科大学第一付属病院の医師。普段は生活が忙しく、気になる症状があってもなかなか病院へ行けないという人も多く、連休を利用して診察したり、健康診断を行ったりする人で病院はごった返した。ある男性は年老いた親を連れて、はるばる地方から消化器系で有名な医師がいるこの病院へ訪れた。

プールやスポーツジム、グラウンドなどスポーツ施設の利用者も急増した。さらに中秋の名月を迎えるこのシーズン、欠かせないのは月餅と呼ばれる伝統菓子だが、毎年このシーズンになると食べきれずに捨てるほどの月餅の贈答合戦が行われ、また、豪華な素材などを使用した「ゴージャス月餅」が市場に登場したというニュースが世間をにぎわせるが、今年は月餅よりも旬の果物を購入する人が増加。やはり健康への配慮が理由。観光でも健康面がクローズアップされ、郊外へ山菜採りに出かけたり、農村へ果物狩りに出かけたりするのがトレンドのようだ。地鶏卵や有機野菜を農家に直接買い求めに出向く人も多かった。

これまでは祝日といえばとっておきのハレの日。「飲んで食べて過ごす」というのが旧来の過ごし方だったが、こうしたスタイルにも歯止めがかかってきており、「飽食」よりも「健康」に意識が向きつつあることがうかがえる連休となった。(翻訳・編集/岡田)

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