<中国人が見た日本>国民の素養や核心技術…まだまだ多い「日本から学ぶべき点」

Record China    2009年10月5日(月) 17時53分

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3日、日本の華字紙・中文導報の楊文凱(ヤン・ウェンカイ)編集長は中国のブログサイトに「改めて日本の価値を見直そう」と題した記事を発表した。写真は日本のお祭り。

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2009年10月3日、華字紙・中文導報の楊文凱(ヤン・ウェンカイ)編集長は中国のブログサイト鳳凰博客に「改めて日本の価値を見直そう」と題した記事を発表した。

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以下はその概略。バブル崩壊後の20年で下降の一途をたどった日本経済と比べ、中国経済は飛躍的な成長を遂げた。中国の輸出入総額と外貨準備高は日本を上回り、国内総生産(GDP)でも来年までには日本を追い抜く見込み。上海証券取引所の売買代金は東京証券取引所の約1.4倍に膨らんだ。一連のデータを見ると、中国はすでに日本を凌駕したかのようだ。

だが、角度を変えて見れば、日本はまだまだ中国の先を行っている。日本は18年連続で世界最大の債権国の地位を維持。国民総生産(GNP)でも中国は日本の足元にも及ばない。国民1人当たりのGDPも日本は中国の10倍。エネルギー効率は中国の15倍となっている。実はここに日本の本当の価値が表れている。中国はそれらに目を向ける必要があるだろう。

日本の核心技術、イノベーション力、ブランド効果や組織力、そして国民の素養。これらは全て中国が日本から学ぶべき点だ。昨年は日本出身の科学者4人がノーベル賞を受賞し、日本の教育や科学技術の高さを見せつけた。「失われた20年」とは言うものの、日本の底力は計り知れない。中国は改めて日本の価値を認識し、自らの発展に役立てるべきである。(翻訳・編集/NN)

●楊文凱(ヤン・ウェンカイ)

日本華字紙・中文導報編集長。上海の復旦大学中国語学科卒業。95年に来日。98年に中文導報入社。著書にコラム集「卒業10年」、社説集「天涯時論」、インタビュー集「人在旅途」。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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