Record China 2009年10月3日(土) 21時56分
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9月30日、香港出身の政治学者、林泉忠氏はブログに「日本はなぜ東アジア共同体を提唱するのか」と題した記事を掲載した。写真は先月大連で開かれた夏季ダボス会議の分科会「アジアの発展モデルの再考」。
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2009年9月30日、香港出身の政治学者、林泉忠氏はブログに「日本はなぜ東アジア共同体を提唱するのか」と題した記事を掲載した。
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林氏は鳩山由紀夫首相が提唱する「東アジア共同体」に、台湾がどのような位置づけで参加することになるのかに着目している。「中国の一部」となるのか、それとも「特殊な関係」となるのか?同氏は「東アジア共同体」が実現するまでの道のりは遠いとしながらも、早々に研究を始めるべきテーマだと指摘した。
林氏によれば、中国と日本は力関係逆転の時期を迎えており、「アジアのリーダー」である日本がこの時期に「東アジア共同体」を提唱するのは、強大化を続ける中国の存在を脅威に感じているからである。中国を「共同体」に組み込んでしまえば、これ以上の強大化が防げるとの考えによるものだと同氏は指摘する。
このほか、林氏は台湾が台風8号に伴う大水害で米軍に人道支援を要請したが、中国のヘリ受け入れは断ったことにも触れた。同氏によれば、地理的な位置関係が国家に与える影響を考えると米、日、台は「類似同盟」の関係にあり、共通の仮想敵国は「中国」。同氏は、水害時の台湾側の対応は、その微妙な関係を如実に表していると指摘した。(翻訳・編集/NN)
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