<中華経済>iPhone、個人輸入品にどう対抗?すでに100万台普及の見方も

Record China    2009年9月29日(火) 19時21分

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29日、米アップル社は、中国の大手携帯電話会社・中国聯通と共同で09年中にiPhoneを中国で販売することで合意したが、中国では個人輸入などにより既に相当数が普及しており、売れ行きが注目される。写真は日本の人気アプリケーション「美人時計」。

2009年9月29日、米アップル社は、中国の大手携帯電話会社・中国聯通(チャイナ・ユニコム)と共同で09年中にiPhoneを中国で販売することで合意したが、中国では個人輸入などにより既に相当数が普及しており、売れ行きが注目される。

香港紙によると、中国聯通は計300万台の売上を見込んでいるが、個人輸入品などの普及は既に100万台を上回るとの見方も。上海では最新機種の3GSも売られている。

 

中国では輸入品のうち、正式ルートのものを「行貨」、個人輸入やハンドキャリーなど別ルートによるものを「水貨」と呼ぶ。「水貨」は米国から宅配便などで直接送られる場合もあるが、専門店でも売られている。iPhoneに関しては、米国でデビューした半年後には早くも「水貨」が出現しており、現在の価格は3000元から4000元という。

「水貨」のiPhoneは、中国でも使えるよう「アンロック」されたもの。アプリケーション・ソフトは海賊版専用のウェブサイトから無料でダウンロードできる。日本の人気アプリケーション「美人時計」も入手可能だ。

シャープ製の携帯電話も一時「水貨」が出回ったが、中国での現地生産が始まり下火になった。iPhoneは豊富なアプリケーション・ソフトが人気の原因で、正規品の販売後は海賊版ソフト退治にも乗り出すものとみられる。その場合、中国人利用者にとって負担増になり、売れ行きが鈍る場合も考えられる。

関係者は「アップルはiPhoneを無料で配布するのでは?」などと話している。(編集/東亜通信)

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