中国首相が四川大地震の被災地視察、国慶節前に不満かわす狙いか

Record China    2009年9月28日(月) 20時14分

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28日付の新華社によると、中国の温家宝首相は24日から26日にかけて2008年5月の四川大地震で深刻な被害が出た四川省・北川チャン族自治県などの被災地を視察した。写真は同県。

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2009年9月28日、同日付の新華社によると、中国の温家宝首相は24日から26日にかけて2008年5月の四川大地震で深刻な被害が出た四川省・北川チャン族自治県などの被災地を視察した。10月1日に建国60周年の国慶節(建国記念日)を控え、北京などで祝賀ムードが高まる中、今もなお厳しい生活を強いられている被災者の不満をかわす狙いがあるとみられる。

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温首相は今回の視察で被災した各地を訪れ、地元政府の担当者らから復興の現状に関する説明や意見・提案などを聞いた。

現地でのスピーチでは「復興活動は今年の政府の活動の重要任務の一つだ」と強調。その上で、年内に農村部の被災者の住居再建を完了させることや、公共サービスの早期再開、復興資金に関する管理監督の強化などの必要性を訴えた。

温首相が四川大地震の被災地を訪れるのは今回で8回目。被災直後、ただちに現地を訪れた温首相の様子を国内メディアは大々的に報じ、政府のイメージアップに一役買った。(編集/東亜通信)

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