海外資源への投資通じ「帝国」化していく中国―香港英字紙

Record China    2009年9月30日(水) 8時55分

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25日、香港紙が24日、「中国の海外資源開発が帝国化につながる可能性」との記事を掲載した。ある専門家は「イギリスと同じような道を中国も歩んでいる」と指摘している。写真は09年4月、豪鉱山の権利一部買収を発表した中国五鉱集団。

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2009年9月24日、香港「サウスチャイナ・モーニングポスト」紙が「中国の海外資源開発が帝国化につながる可能性」との記事を掲載した。19世紀の歴史を研究しているある専門家が「かつてのイギリスはいつの間にか帝国化していたが、中国も同じような道を歩んでいる」と指摘している。新華網が25日付で伝えた。

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中国の政府系ファンドである中国投資有限責任公司 (CIC)がシンガポールで上場している来宝集団(グループ)の株式15%を22日に取得したばかりだが、中国企業は現在、海外の資源を対象とした直接投資をすすめており、世界各地の鉱山や油田、農園を購入する動きを見せている。その目的は、中国が長期的な成長を続けられるだけの資源を確保するためだとされている。

帝国主義、植民地主義の研究で知られる英の経済史学者のニーアル・ファーガソンは中国の動きを「帝国化の道を歩んでいる」と警告。中国の投資先は政情が不安定な国が多く、現地邦人の保護を名目に兵力を派遣することになる可能性もあると指摘しているという。(翻訳・編集/岡田)

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