ダライ・ラマ14世訪台後、本土客が減ったのは「高雄」だけ―台湾紙

Record China    2009年9月25日(金) 14時32分

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23日、台湾紙は、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の訪台後、中国本土からの観光客が激減しているのは高雄市だけだと報じた。写真は8月16日の台湾の水害被災地。

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2009年9月23日、台湾紙・中国時報は、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の訪台後、中国本土からの観光客が激減しているのは高雄市だけだと報じた。

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ダライ・ラマ14世は8月初めに発生した台風による水害の被災者を見舞うため、高雄市など複数の地方自治体の要請を受け、同月末から6日間の日程で台湾を訪問。中国側は強い不快感を示したが、これに追い打ちをかけるように高雄市は10月の高雄映画祭で「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長を主人公としたドキュメンタリー映画を上映すると発表し、中国側から圧力がかかっていた。

高雄市内のホテルでは9月に入り、本土観光客から約3000室分の予約キャンセルがあった。同紙によれば「その原因は明らか」だが、高雄市政府はあくまでも「水害や新型インフルエンザの影響」と主張し、現地観光業界の猛反発を受けた。

高雄市の陳菊(チェン・ジュー)市長は台湾独立を掲げる野党・民進党の重鎮。台湾メディアの取材に対し、「高雄の観光業がすべて中国頼みというのは危険だ」と強気の発言をしていたが、カーディル議長の映画は映画祭での上映を中止し、今月22日と23日に前倒しで上映することを決めた。(翻訳・編集/NN)

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