Record China 2009年9月21日(月) 17時4分
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2009年9月19日、南方都市報はコラムニストの葉壇氏の評論「怒りの月餅」を掲載した。世界各国で中国産月餅の輸入禁止措置が広がっているが、葉氏は中国食品の質の向上と信頼回復が唯一の解決手段だと主張した。写真は月餅。
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2009年9月19日、南方都市報はコラムニストの葉壇(イエ・タン)氏の評論「怒りの月餅」を掲載した。
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10月3日は中国の祝日・中秋節。家族が集まり一緒に月餅を食べる風習がある。その月餅が、いまや日本、米国、英国など世界34か国で輸入禁止処分を受けている。月餅輸入禁止のニュースは中国で大々的に報じられ、人々の怒りを呼んだ。一部の学者は保護主義だと批判し、また中国文化への無理解ではないかとの声も上がっている。
葉氏は月餅の輸入禁止処分は中国食品安全問題の後遺症だと指摘した。中国政府は今年6月、食品安全法を施行するなど管理を強化しているが、いまだに食品安全に関する事件は後を絶たない。月餅にしても国家基準が制定されているが、無認可工場、ニセモノ製品などの問題が続いている。
葉氏は、「こうした発言をすれば『売国奴』と罵られるかもしれないが、食品問題はタイヤや鋼材などの貿易問題とは違う」と強調し、食品の品質を向上させ信頼を獲得することが唯一の解決方法だと主張している。(翻訳・編集/KT)
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