海上保安庁が台湾漁船乗組員を逮捕=越境漁業の疑い―台湾メディア

Record China    2009年9月14日(月) 18時8分

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13日夜、台湾・基隆市北西沖で台湾漁船の乗組員が日本の海上保安庁に逮捕された。漁業法違反の疑い。台湾からの報道を中国新聞社が伝えた。資料写真。

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2009年9月13日午後8時10分(現地時間)、台湾・基隆市北西沖で台湾漁船の乗組員が日本の海上保安庁に逮捕された。台湾・今日新聞の報道を中国新聞社が14日付で伝えた。

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報道では乗組員らが逮捕されたのは、台湾・基隆市北西沖の専属経済海域暫定執法線(編集部注:これは日本の排他的経済水域内に台湾が設置を表明しているものである)から約17kmの地点。13日午後8時10分に日本の海上保安庁の巡視船に囲まれ、越境漁業を行っていたとの疑いで強制的な立入検査が求められた。この漁船は遊漁船「フォルモサ酋長(福爾摩沙酋長)2号」で、乗組員は10数人。漁船はすぐさま引き返したものの、追跡してきた巡視船に台湾の専属経済海域暫定執法線内で確保されたという。当時、台湾・海岸巡防隊(沿岸警備隊。日本の海上保安庁に相当)が現場に駆けつけたものの、漁船は宮古島まで連行されていったとされる。

日本・時事通信の報道によれば、海上保安庁が最初に漁船を発見したのは、同庁第11管区海上保安本部所属の巡視船「くにがみ」で、場所は沖縄県の領海内。フォルモサ酋長2号は、立入検査を拒否するように逃走を試みたため、午後10時35分ごろ、石垣島北北西沖の排他的経済水域(EEZ)で、船長の王維新(ワン・ウェイシン)容疑者を現行犯逮捕した。容疑は漁業法違反(立入検査忌避罪)。

八重山諸島などの海域は、マグロやマチの好漁場。近年は台湾漁船による違反操業が激増しており、操業妨害等が後を絶たない状況であるという。(翻訳・編集/愛玉)

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