<地球温暖化>気候変動が深刻、対策強化へ―チベット自治区

Record China    2009年9月11日(金) 8時58分

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9日、チベット自治区では局地的な大雨や気温上昇、気候の地域差など地球温暖化の影響と見られる気候変動が深刻化している。これを受け、今後対策を強化していくという。写真は溶解が加速しているチベット自治区内の氷河。

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2009年9月9日、新華社通信(電子版)によると、チベット自治区では局地的な大雨や気温上昇、気候の地域差など地球温暖化の影響と見られる気候変動が深刻化していることを受け、今後さらに対策を強化していくという。

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ある研究によれば、1961〜2007年の間にチベットでは年間の平均気温が10年毎に0.32℃上昇している。これは中国の全国平均や世界の気温上昇率を大きく上回っており、特に海抜4000m以上の地域で温暖化が加速され、1998〜07年は暖冬が続いているほか、降水量も10年毎に8.9mm増加している。また、温暖化によって気象災害の発生率が上昇し、ヒマラヤなど各地の氷河が急速に減少しているほか、湖面の上昇や草地の減少、砂漠化や病害虫の増加、生物の多様性の減少など、影響が深刻化しているという。

こうした背景のもと、チベット自治区は「チベット自治区の気候変動に対応するプランの通知」を公表。温室効果ガスの排出規制や気候変動に対応する能力と経済社会の持続的発展の増強を図ることを目的とし、先端技術を応用しながら、太陽光や風力、地熱を利用した発電など資源の節約、エネルギー構造の合理化、生態環境保護の強化などを進めていくとしている。(翻訳・編集/岡田)

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